バルデナフィル 20mg
バルデナフィルは、ドイツのバイエル薬品によって開発されたPDE5阻害薬で、ED(勃起不全)治療に用いられる有効成分です。国内では、即効性の高さで知られるED治療薬先発医薬品「レビトラ錠*¹」の有効成分として使用されていました。現在はそのジェネリック医薬品である「バルデナフィル錠(レビトラジェネリック)」として処方されています。
バルデナフィル 20mg : 10錠
効果効能
陰茎(ペニス)には、スポンジ状の「海綿体」と呼ばれる組織があり、この海綿体が血液で満たされると勃起が起こります。性的な刺激や陰茎への刺激によって脳が興奮すると、一酸化窒素(NO)が分泌され、海綿体の中でcGMP(サイクリックジーエムピー)と呼ばれる物質が増加します。cGMPが増加すると海綿体の筋肉が緩み血液が流れ込むことで勃起が始まります。
しかし、cGMPはホスホジエステラーゼ5(PDE5)という酵素によって分解されます。バルデナフィルは、このPDE5の働きを阻害することで、cGMPの分解を抑え、海綿体に血液が流れ込みやすい状態を維持し、勃起を助ける効果を発揮します。
用法・用量
■ 性行為の1時間前(空腹時であれば30分前)
■1度服用したら、24時間経過しないと服用できません。
■服用しても性的刺激を受けないと勃起することはありません。また、性的興奮作用や性欲増進作用もありません。
■食事の影響は受け難いですが、高脂質の食事は影響を受けます。空腹時が一番薬の効果を引き出せます。
■グレープフルーツ果汁と併用すると薬が効き過ぎて予期せぬ副作用が発現する可能性があるのでグレープフルーツの果汁の入った飲み物で服用しないでください。
リスク・副作用等及び注意点
■副作用について■
・循環器:ほてり(10.6%)、⼼悸亢進(動悸)
・精神神経系:頭痛(11.7%)、めまい
・呼吸器:鼻閉(鼻づまり)
・消化器:消化不良、嘔気(吐き気)
薬が作用している5〜10時間で症状がおさまるようであれば、気になされなくても大丈夫です。
症状が強い場合はご相談ください。
飲み合わせ・併用禁忌
狭心症を患っている方や、硝酸剤などの狭心症治療薬を服用している方は、バルデナフィルの使用が禁忌とされています。狭心症治療薬とバルデナフィルを併用すると血圧が過度に低下する可能性があるためです。
また、バルデナフィルは体内で、主にCYP3A4(シップスリーエーフォー)と呼ばれる酵素によって分解されます。そのため、CYP3A4を阻害する薬と併用するとバルデナフィルの分解が遅くなり、効果が持続するだけでなく、副作用の発現リスクが高まります。具体的には、CYP3A4を阻害する抗真菌薬や抗ウイルス薬は併用が禁忌とされており、抗生剤は併用に注意が必要です。さらに、グレープフルーツにもCYP3A4を阻害する作用があるため、バルデナフィルを服用した前後2、3日の摂取は避けましょう。
他にも併用禁忌や併用注意となる薬剤があります。バルデナフィルの処方を受ける際には、必ず医師や薬剤師に現在服用している薬について伝えましょう。